スタビライザーは車体の傾き量を減らし、車体を安定させる効果をもつ部品です。
サスペンションスプリングは、車の4輪に巻かれており、路面からの衝撃を和らげ、車が前後左右に傾くのを防ぐ働きをします。
スタビライザーはアンチロールバーとも呼ばれ、スプリングを補い、走行時の安定性と快適性を最適なバランスで実現するために設計されています。
左右のタイヤ取り付け部の間を棒状のスプリングで連結し、各ホイールの独立した動きを制御することで、カーブでの車の傾きを抑え、乗り心地を損なうことなく車の安定性を向上させることができます。
スタビライザーは運転に必要不可欠なものではありませんが、運転のしやすさには大きく貢献します。
また、最近の車種は、スタビライザーがあらかじめ装着されていない場合があります。
スタビライザーの交換時期は?
スタビライザーは、タイヤやバッテリーのように定期的な交換が必要な部品であるため、交換時期が決まっていない。
その代わり、取り付け部分を支えるリンクやゴムブッシュが摩耗しやすい。
スタビライザーやリンク、ゴムブッシュなどの破損や故障、車線変更時の揺れ、旋回時のロールの増加、走行時の安定性が不安定になった場合などは、調査や交換が必要な場合があります。
スタビライザー、リンク、ラバーブッシュ等に亀裂がある場合、早期の交換をお勧めします。
また、車線変更時の揺れやカーブでのロールの増加などは、スタビライザーやリンク、ゴムブッシュの摩耗やスタビライザーの硬度が最適でない可能性が考えられます。
したがって、劣化が問題であれば改善し、硬さが合わない場合は交換を検討する必要があります。